挫折を乗り越える方法【挫折してしまう人のメンタルとは】
「継続できないなんて、こんな自分じゃだめだ。」
勉強や運動、貯金などの習慣化は、1度や2度は失敗してしまうことあります。
そんな時に自分を責めてしまい、「自分はやっぱり駄目なんだ」と思って挫折してしまうことが多いと思います。
挫折をしてしまう理由を多くの人は、意志の強さが原因だと思われていますが、本当の原因は失敗の捉え方です。
今回は挫折を防ぐために、挫折に陥りやすいメンタルについて、また挫折してしまった時にどのように乗り越えるのかの方法についてご紹介します。
あなたの過去に挫折した経験を振り返り、もう一度継続できないかをチェックしてみましょう。
【参考書籍】
挫折を乗り越えることができない人のメンタルとは?
よく誤解されがちですが、習慣が途切れてしまう原因は、1度や2度の失敗そのものではありません。
失敗してしまった時に「自分はなんてダメな人間なんだ」と自己嫌悪に陥ってしまうことが習慣を途切れさせてしまうのです。
なぜなら、「習慣化すること=ネガティブなイメージ」ができてしまうと、人はネガティブなことから避けようとしてしまうからです。
加えて、1回失敗をしてしまった時に、「今日できなかったから、明日は2倍やろう」と無茶な目標を立てようとするのは逆効果になります。
1回失敗してしまったのに、さらにハードルを上げると達成できない可能性が高まるからです。
そうして達成できなかった時に、さらに「自分はやっぱりダメなんだ。」と自分を責めてしまうのです。
何かを継続させるためには、自分を許し、自分を責めないメンタルが必要なのです。
挫折を乗り越える5つの方法
では、どのようにして挫折を乗り越えればいいのか、その方法を5つご紹介します。
1. 失敗と自分を切り分ける
まずは失敗してしまったことと、自分の性格や能力ことは分けて考えましょう。
例えばダイエットをしていて、甘いものを食べてしまった時に、
「甘いものの誘惑に負けて食べてしまった。だから自分はダメな人間なんだ。」
と思ってしまう人は、失敗と自分を同一化させて考えています。
失敗:甘いものの誘惑に負けて食べた。
自分:ダメな人間だ
これを切り離して考えましょう。
ただ、これだけでは自分に甘くなってしまうので、今回失敗してしまった理由を考えてみましょう。
自分の性格や能力を切り離し、失敗してしまった原因を分析することで、客観的な視点を持つことができます。
2. 自分を慰める
これは、落ち込んだ自分を慰めるという方法です。
例えば、自分が仕事で失敗してしまった時に、同僚が気にかけて飲み会に誘ってくれたりしたら嬉しく感じるのではないでしょうか。
また、学校のテストでいい成績を採れなくてガックリしていた時に、先生や家族に励ましてもらったら、元気が出ると思います。
このように、自己嫌悪に陥ったメンタルを回復させるためには、自分を慰めてあげることなのです。
例えば、
「自分の好きなお菓子を少し食べる」
「前から見たかった映画を見る」
など、逆にご褒美を与えることで明日もまた頑張れる気持ちになると思います。
3. 行動を記録して、成果がわかるようにする
自己嫌悪に陥ってしまうと、目の前の失敗にだけ意識が向いてしまいます。
しかし、今まで行ってきたことの成果はあるはずです。
それに気づくことができれば、達成感を得られて気分が回復するはずです。
そのためにも重要なことは、成果がわかる形で記録することです。
例えば、
「今まで何回、運動した。」
「今まで何時間、勉強できた。」
上記のように、継続できた日数ではなく、どれだけ積み上げることができたかを記録することで、「自分はここまでできたのだ。」という肯定的に捉えることができます。
4. 他の誰かだったらなんて言ってくれるだろうか?を想像する
これは、失敗したときや挫折しそうな時に、優しく言葉をかけてくれる誰か(キャラクターなど)をイメージしてみることです。
そして、「イメージした人物は、自分が厳しい状況の時には、どんな優しい言葉をかけてくれるか?」と考えてみましょう。
こうすることで、自分には支えてくれる人がいるという感覚を得られます。
(参考書籍の著者であるメンタリストDaiGoさんの場合は、母親や飼っている猫をイメージしているそうです。)
5. 失敗をプラスに変える
これは失敗に対して、「どんな点が面倒だと感じて失敗してしまったのか?」「自分に何が足りてなくて、達成できなかったのか?」を振り返ることです。
つまり、起きてしまった失敗をいかにチャンスだと捉えられるかが重要です。
例えば、自分はブログが書けなかった日があった時に、
などの原因を洗い出し、
「明日は早起きするために今日は早く寝よう」
「ブログを書いているときはネットに接続しない」
「タイマーを設定して休憩時間は5分だけにする」
と対策を検討するようにします。
(メンタリストDaiGoさんは、失敗をしたときは5つ原因を考えるようにしているそうです。)
また、失敗の原因を探すことに加えて、
「過去にも同様の失敗をしたことが無いか?」
「他の人も同じ失敗をしていないのか?」
も考えてみましょう 。
過去の自分や周りの人が経験した失敗は、どのようにして乗り越えられたかの参考になります。
これを考えることで、失敗は大切な経験だという認識を持てるようになります。
失敗をプラスと捉える思考を身に付けましょう。
最後に
失敗をネガティブな思考でとらえてしまうと、そこから1歩も前に進めなくなってしまいます。
しかし、自分を責めないようにしたり、失敗の原因を分析したりすることで、成功へと近づいていきます。
つまり、失敗したら自分が成長できるチャンスが来たのだと、前向きに捉えられるようになれば、誰でも継続していけるのです。
【参考書籍】