行きたくない飲み会に対する憂鬱な気分を変える方法は、「自分を知ること」です
「行きたくない飲み会に行かなきゃいけない」
「話したい人がいないから時間の無駄だなぁ、辛いなぁ」
「飲み会は気を使うから疲れるし、お金もかかるし、とにかく行きたくない」
断れなくて嫌々参加した飲み会があると思います。
そんな飲み会は気を使ったり、楽しくなかったりした思い出が多いはずです。
だから、参加せざるを得ない飲み会は憂鬱でしょうがないと思います。
今回は、嫌な飲み会に参加しないといけなくなった時、落ち込んだ気分をどうすれば回復できるのかを考えてみました。
個人的な意見ですが、皆さんが参加したくない飲み会にどうしても行かなければならない時に、この記事を読んで少しでもポジティブな気持で参加できるようになれればと思っています。
結論を言うと、
「自分が幸せになるための基準」
を改めて考えたことで憂鬱な気分が解消しました。
行きたくない飲み会には基本的には行かない
まず前提の考え方として、自分が興味を持っていない人との飲み会は基本的に行かないのが正解だと思っています。今まで飲み会に行って、興味のない人との交流で楽しい思い出や、利益を得た記憶がないからです。
だったら早く帰って自分の好きなことで日々の疲れを癒したり、スキルアップのための時間に費やしたりしたほうが幸せだと思ってしまいます。
この考えをベースとして、どうしても参加しないといけない飲み会があった時について以下に述べていきます。
行きたくない飲み会に参加しないといけない時にやること
「せっかく誘ってもらったので断りづらくて、参加を承諾してしまった」
「皆が参加しているから、空気を読んで渋々参加するしかない」
そんな場合はどうやって気持ちを切り替えるかについてですが、
それは以下の3つについて考えることです。
ステップ①:その飲み会の何が「嫌い」かを深く考えてみる
ステップ②:飲み会のデメリットについて考えてみる
ステップ③:嫌なことを最小限にするための対策を事前に考えておく
ステップ①:その飲み会の何が「嫌い」かを深く考えてみる
最初に飲み会の嫌いなところを明確にします。そうすることによって、自分はどんな状況だと不快に感じるのかを改めて認識するのです。
嫌いな物や人について考えることは、自分を知ることであり、これは大切だと思っています。
ただあの人が嫌だから・不快だからと思っている場合だと、飲み会の参加の判断を含め、何か物事を判断するときに曖昧なまま決断してしまいます。
しかし、自分の「好きなこと」や「嫌いなこと」を明確に認識していれば、意志を強く持つことができるのです。この意志を強く持つことの必要性については、ステップ②で説明します。
では、どのように嫌いなところを明確にしていくかと言うと、
例えば、参加者の中に苦手な人がいるのであれば、その人の「どんな言葉遣いが」「どんな仕草が」「どんな意見が」嫌いなのかを具体的に考えてみましょう。
嫌いな人のことを考えるのは不快さを感じると思いますが、自分について知るためにも、不快さの原因を細かく考えてみましょう。
具体例として、自分が嫌いな人を挙げてみます。
自分は飲み会などの場で、以下の2つの人が嫌いです。
- 挑戦しようとしている人を否定する人
- 興味もないのに自分の趣味を押し付けてくる人
反対に、行きたいと思う飲み会は、
何かに挑戦している、新しいことを始めようとしている人と話せることです。
その話を聞くことで、自分もモチベーションを上げることができるからです。
好きな人
→何かに挑戦している人
嫌いな人
→人を批判したり嘲笑ったりする口だけの人
→求めてもないのに価値観を押し付けてくる人
これを明確にしたことで飲み会に限らず、人間関係において自分の好きな人、嫌いな人が明確化されました。今まで曖昧だった自分のことについて知ることができたのです。
ステップ②:飲み会のデメリットについて考えてみる
自分の好き嫌いについて改めて明確化したところで、再び飲み会について考えていきます。
考えるのは以下の2つです。
- その飲み会に行かなかった時のデメリットを想像する。
- その飲み会に行った時のデメリットを想像する。
その飲み会に行かなかった時のデメリットを想像する。
これを考えることで、今後の必要のない飲み会は、迷わず断わる決心がつきます。
飲み会に行かなかった時のデメリットとして、例えば人間関係に支障が出ることが挙げられるかもしれません。
しかし、ステップ①であなたが認識した「嫌いなこと」と比較したとき、そのデメリットはあなたにとって本当に価値のあるデメリットでしょうか?
自分が絶対に譲れないことのためなら、自分にとってメリットのない人脈が無くなろうと問題ないはずです。
これは、人とのつながりを壊してもいいと言っているわけではなく、自分の人生の貴重な時間を無駄にしないために、自分が決めた大切なものを優先して生きていこうという考え方です。この判断をできるようにするためにステップ①は必要な工程なのです。
嫌な理由を相手に話す必要はありません。適当に別の予定が重なっていると言って丁重にお断りしましょう。誘った相手を傷つけてしまう言い方にならないようにだけ、注意しましょう。(強引にも誘われたり、しつこかったりしたら正直に嫌だからと言って断ってもいいと思いますが。。)
その飲み会に行った時のデメリットを想像する。
これを考えることで、飲み会に行った時のデメリットへの対策を考えられます。
例えば、飲み会に行った時のデメリットについて考えたとき、私は以下のデメリットを挙げました。
- 仲良くなりたいと思わない人と連絡先を交換してしまう
- 二次会に参加せざるを得なくて時間を無駄にしてしまう
ここで私は、好きでもない人の飲みの席では
- 連絡先を交換しない
- 二次会に絶対行かない
と決心しました。
この決心は、ステップ①で嫌いな人を明確にしておいたことで、洗い出すことができました。では、次にこれらの決心を貫き通すために、どうすればいいのかについて話していきます。
ステップ③:嫌なことを最小限にするための対策を事前に考えておく
何となく、「~~が嫌だからこれはやらないようにしよう」と心で思っても、お酒が入ったり、場の空気に影響されたりして、決心が揺らいでしまうのが飲み会だと思います。
人の意志は環境によって左右されてしまいやすく、気持ちだけでは行動のコントロールは難しいのです。 しかし、ステップ①と②で自分の飲み会に対する方針を決定し、事前に対策を考えておけば大丈夫です。
事前に対策を立てる方法は、If thenプランニングを利用しましょう。
これは、「もし、Aの状況になったらBをしよう」というように、あらかじめ自分が取る行動を定めておくことです。
この方法による行動の達成率の高さは、多くの研究で証明されているそうです。
このIf thenプランニングを参考にして考えてみた対策は、 例えば「自分は好きな人以外は連絡先を交換しない」と決めたなら、例えば飲み会のある日は、携帯電話をその場に持っていかないようにすること。
もう1つ例を挙げると、「二次会には参加せず、必ず一次会で帰る」なら、一次会が終わる頃に別の予定を事前に入れておいたり、誰かに迎えに来てもらうように頼んだりするといった対策を考えます。
お酒が入ってガードが緩くなる場合や、強気に連絡先交換を求められて負けてしまう可能性を認識したうえで、これだったら絶対に決心を貫けると思う方法をゲーム感覚で考えてみましょう。
「飲み会のために携帯を家に置いて、一日中スマホを触れないなんて耐えられない」と思われる人もいるはずです。しかし、自分は1日中携帯に触れなかったとしても、好きでもない人と連絡先は好感したくないと思っています。これはステップ①と②を通して気づいた自分の意志です。
飲み会の場では意志が弱くなってしまっても、飲み会の前に意志を強くしておけば、上記のような徹底した対策を立てることができます。
この対策を考え終わった時には、少しでも気持ちがすっきりしているはずです。
「行きたくない」という気持ちは大切なこと
今回は自分が嫌いな飲み会をテーマとした記事でしたが、飲み会の時に限らず、自分がどういう人間なのかを知っておくことは大切だと思っています。
人はもともと個性があり、誰もが好きだと思うこと、嫌いだと思うことを本能的に感じ取って過ごしています。しかし昔の自分がそうだったように、周りの人に合わせようとする気持ちによって、無意識に自分の個性を気づかないようにしている人もいます。
自分が嬉しさ、悲しさ、怒り、不安などを感じた際に、「今、楽しいと感じたな」と実感せずに、ただ日々を過ごしてしまったり、「なんで今楽しいと感じたんだろう?」と深く考えようとしなかったりするのです。特に、不快さを感じたときは、一刻も早く不快さを取り払おうとしてしまい、これらの気持ちの深堀をせずに忘れようとしてしまいます。
この自分の感情に対して、ちゃんと深く考えてみることは、意識して過ごさないとできないです。しかし、それをやることで自分という存在の特徴や強みを知ることにつながり、自分の個性に気づけるチャンスとなります。
自分の個性を知ることは、自分の人生を幸せにする最初の一歩だと思っています。
嫌な飲み会に誘われてしまったときに、改めて「自分とはどんな人間か」を考えさせられるようないい経験ができたため、記事で紹介させていただきました。
最後に、この記事を書くにあたって参考にさせていただいた動画も紹介させていただきます。プログラミングスクールをしている企業の社長である、マコなり社長の動画です。この動画を見て、自分の飲み会に対する考え方を改めることができましたので、こちらもご覧いただければと思います。