イライラちゃんとドキドキのブログ

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パンが膨らまない!?【しっかりと発酵させるために必要なこと】

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パンが発酵しないよーーー(泣)

これから話すポイントが、できているかをチェックしてみよう。

 

分量のとおりに作ったのに、生地が膨らんでくれない!

 

発酵が上手くいかなくて、美味しいパンが焼けないという人は多いと思います。

 

発酵不足の問題は、美味しさ以外にも生焼けがあります。

 

生焼けはお腹を壊す原因にもなるので、衛生面でも味の面でもこの記事を読んで、しっかり発酵できるパンを作りましょう!

 

今回は、しっかり発酵するパンを作るために 『温度』イースト菌についての話をします。

 

 

発酵は、材料を入れる時から大切 

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生地を作る時、材料は 分量だけ守って入れればいいと思っていないでしょうか?

 

実はよく発酵させるには、材料を入れる時からが重要なのです。

 

生地を作る時に、発酵しない原因を作ってしまうポイントは以下の通りです。

 

それぞれのポイントついて、詳しく見ていこう!

 

 

原因①:ドライイーストが少ない 

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パンが発酵して膨らむ理由は、ドライイーストによるものです。

 

ドライイーストに含まれるイースト菌が、粉や水分と混ざり合うことで膨らんでいきます。

 

そのイースト菌が少ないとそもそも膨らみづらいので、 ドライイーストの量を増やしてみましょう。

 

個人的なドライイーストの配合量の基準は、300gの強力粉に対して3gのドライイーストを配合すれば、十分膨らむと思います。

 

※強力粉100~200gくらいなら、1.5g程度入れればいいかなと思います。

 

ドライイーストの分量を量るのが面倒な人は、3gずつの袋に小分けにされているタイプの商品があるので、それを使ってみるのがいいと思います。

(大きいスーパーでも、売っていると思います。)

 

 

原因②:イースト菌のエサとなる砂糖が少ない

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イースト菌は砂糖を入れると、発酵しやすくなります。

 

強力粉とドライイーストだけでも発酵は行われますが、もし膨らみにくいと思ったら砂糖を加えてみましょう。

 

砂糖の分量はだいたい100gの強力粉に対して、3~5gほどです。

 

計量スプーンだと、小さじ1杯ちょっとくらいです。

 

ちなみに発酵させすぎたパンを焼くと白っぽくなるよ。その理由は、発酵によって生地の中の砂糖が減ってしまうからなんだよ。

 

 

原因③:水・牛乳の温度が低い 

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ドライイーストに含まれるイースト菌は、温度が高いと活発に働きます。

 

生地で使用する水や牛乳などの液体が冷たすぎると、膨らみづらくなります

 

水や牛乳の最適な温度は、30~40℃くらいです。

(イメージは、お風呂のお湯の温度です。)

 

水や牛乳は、ドライイーストと混ぜる前にレンジで30秒ほど温めて使用するのがいいと思います。

 

ただし、注意点があります。

 

イースト菌は温度が高いと活発に働くと言いましたが、高すぎると死にます

 

液体の温度が60℃以上だとイースト菌が死んで発酵しなくなってしまうので、温めすぎは注意しましょう。

 

 

原因④:油が発酵の邪魔をしてしまっている

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 生地の材料にはバター、卵、オリーブオイルなどの『油分』を含む材料を入れる場合も多いはずです。

 

ただ、この油分がドライイーストにかかってしまうと、イースト菌の活動を邪魔してしまい発酵が上手くいかない場合があります。

 

ですが、どうしても油分を含んだ材料を使う必要もありますよね?

 

その場合は、先にドライイーストを水や牛乳と混ぜてから油分を入れましょう

 

【補足】 

簡単な方法としては、ボウルに入れた強力粉の左右に溝を掘って右にドライイースト・左に卵やバターなどを入れて、混ざらないようにしましょう。

そのあと、水や牛乳などの液体をドライイーストめがけてぶっかけてから、全体を混ぜるのがオススメです。

 

材料を入れる順番や、混ぜる順番も発酵に影響していたんだ!

 

 

材料の配合がちゃんとできたら、後はしっかりこねるだけ 

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上で説明した材料の配合時の注意点を守れば、後はしっかりこねるだけです。

 

生地は、しっかり時間をかけてこねましょう。

 

こね不足の生地は、膨らまない原因となります。

 

理由は、生地のグルテンが弱いことが原因です。

 

グルテン膜には、パン生地に弾力やまとまりを持たせる役割があります。

 

生地に弾力性や強度が足りないと、発酵時に発生したガスによって生地が破けてしまい、うまく膨らみません。

 

このグルテン膜は、生地をこね続けることで発生します。

 

生地を手でこねる時間は、だいたい15~20分を目安にしてみて下さい。

(最低でも、10分くらいはこねてください。)

 

生地がしっかりこねられているかをチェックするための、テスト方法があります。

 

グルテンチェック』と呼ばれるのですが、やり方は簡単です。

 

こねた生地をうす~く伸ばして、生地の裏側から指で軽く押します。

 

生地の裏側にある指が軽く透けて見えるくらいの薄さでも、ちゃんと生地の膜が張っていれば、合格です。

 

途中で生地が簡単に破けてしまった場合は、まだこね不足という事になります。

 

【補足】 

きめの粗い全粒粉などを配合して作っている場合は、強力粉ほどグルテン膜ができづらいです。

その場合はいくらこねても薄いグルテン膜は張らないので、15~20分くらいを目安にこねてみて下さい。

 

 

 

以上で、発酵に関する話を終わります。

 

手作りパンを作ってみたい人は参考にしてみて下さい。

 

終わり。