読書しても頭に入らない時の対策 ~感想文にも応用可能です。~
「読んだ本の内容を覚えられない」
「学習しようと思っても、なかなか頭に入らない」
「本の感想を誰かに話すときに内容を忘れてしまう。」
読書をしてみても集中できなかったり、読んだ内容をすぐに忘れてしまったりしたことはないでしょうか。
今回は、読書した内容が頭に入りやすくなる方法として、「目次クイズ」をご紹介します。
この方法は、読書感想文を書く時のネタを探す際にも利用できるので、感想文を書く際にも参考にしていただければと思います。
読書しても頭に入らない時の対策~「目次クイズ」とは~
メンタリストDaiGoさんのYouTube動画で拝見した内容から紹介します。
(うる覚えの内容となりすみませんが、効果はあるはずです。)
「目次クイズ」を簡単に説明すると、本を読み始める前に「目次の内容を当ててみる」ことです。
目次の各章や節を見て、「この章(や節)はどんな内容が書いているのか?」を考えてみます。(考えた内容をメモしておくといいです。)
自分なりに考えたら、実際にその章を読んでみて、自分で最初に考えた内容が当たっているかを確かめます。
「目次クイズ」は、正解したのか・外れたかは関係ありません。読む前に自分で推測することと、読んで答え合わせすることに意味があります。
「目次クイズ」が頭に定着する理由について
ここからは私の推測ですが、なぜ「目次クイズ」が頭に定着するかと言うと、
「クイズに間違えた内容が自分の新しい知識になる」からだと思います。
読む前に目次の内容を考えることは、「今持っている自分の知識」の中で推測します。
「今の自分の知識」から考えた内容と、本に書いてある内容が異なっていれば、その部分は「自分の知らなかった新しい知識」となります。
つまり正解を外した部分が、自分がこの本を読むことで成長できた部分となります。
正解:「読む前の自分の知識」から更新する知識がない
外れ:間違えた箇所は「読む前の自分の知識」から更新する知識になる
「目次クイズ」をすることで、「自分の知らなかった知識」が浮き彫りになり、覚えるべき内容が明確に定まるため、頭に入りやすいのだと考えられます。
この考え方から、読書は「書いてある全ての内容を覚える」必要はないということです。自分にとってプラスになる内容だけ身に付けられればいいのです。
読書感想文を書く時の応用方法とは
また、「目次クイズ」をすることのメリットはもう1つあります。
(これもうる覚えで恐縮ですが、確かメンタリストDaiGoさんが言っていました。)
それは、読書感想文が書きやすくなるということです。
目次クイズは、「物語」などのジャンルでも使うことができます。
どのように読書感想文で応用するかと言うと、
感想文のネタの1つとして、「読む前の自分の考えと、読んだ後に思ったこと」を書くことです。
ざっくり説明すると、
「読む前は、自分は○○という考えを持っていました。しかし、読み終わった後には××ということに気付きました。」
このような感じです。
先ほど「目次クイズ」の説明で、
「正解を外した部分が、自分がこの本を読むことで成長できた部分」だと言いました。
これは、「この本を読んだことで、自分はこれだけ変わることができました。」ということを相手に伝えられるという意味でもあります。
読書感想文を読む立場の人から見ると、本を読んだ人の成長が具体的にわかるような内容の感想文に好印象を持つはずです。
また、「目次に対する自分の予想」を感想文に書くとで、感想文にその人の個性が出てきます。
ありきたりな作文にならずに、その人の考えや気持ちを含んだオリジナリティのある作文ができるはずです。
このように、読書感想文を書こうとした際は、本を読み進める前に「目次クイズ」をやってみるもの効果的だと思います。
読書の時に加えて実施すると、より頭に入る方法とは
余談になりますが、今回紹介した「目次クイズ」を実施しつつ、追加でおすすめの読書方法をご紹介します。
それは、読んだらすぐに「目を閉じる」です。
「目を閉じる」ことで、読んだ内容をしっかり記憶できると言うのです。
理由は、
「脳は目を閉じると、視界の情報がシャットダウンするので外部の情報を取り込む必要がなくなり、直前に覚えた内容を、ちゃんと記憶に刻み込もうとする。」
からだと聞いたことがあります。
脳が記憶するまでにかかる時間や、どれだけ本を読んでから目を閉じるのかはわからないので、あくまで自分が実施しているやり方だと 、
- 1節くらい読んだら、10秒くらい目を閉じて、何も考えないようにする
- 30分くらい読んだら、5分くらい瞑想する
上記の2点を取り入れています。
このように、読書はこまめに休憩をはさんで、休憩中は何も考えずにただ「目を閉じる」のがいいと思います。また、ただ目を閉じるのではなく瞑想するのもおすすめです。
最後に
今回は「読書をしたいけど、なかなか頭に入らない」という時の対処法について紹介してきました。
しかし、そもそも本を読むこと自体が苦手と言う人もいらっしゃると思います。
その場合は、本を耳で聴く「Audible」を利用してみてはいかがでしょうか。音楽を聴く感覚で本を聴くことができます。
興味のある方は「Audible」に関するレビュー記事がありますのでそちらもご覧いただければと思います。
また、今回紹介した「目次クイズ」について、メンタリストDaiGoさんが解説した読書の方法をまとめた紹介記事を見つけましたので、頭に入る読書のやり方について他の方法も興味のある方は、こちらもご覧いただければと思います。