「子育てで後悔しない」~子供の興味を伸ばす方法の見つけ方~
[初めに]
前回の記事では子供が興味を持てる「何か」を探す方法について紹介しました。
しかし子供が「やりたい」と思えることを発見しても、親の期待が大きすぎると子供はプレッシャーを感じやる気がなくなってしまうかもしれません。
だからといって「期待しないで自由にさせればいい」と言いたいわけでもありません。
子供が興味を持って取り組んでいることに対して、何もサポートしないのは心配だと思っている人もいるはずです。
今回は親が子供の背中を押し出してあげるような「上手なサポートの見つけ方」について紹介します。
[テーマ]
・マインドマップを活用する
・マインドマップを使った「上手なサポートの見つけ方」
※メンタリストDaiGoさんの「子育ては心理学でラクになる」という本からの記事となります。
[マインドマップを活用する]
マインドマップとは、自分の考えを思いつくままに書き出して思考を整理するために、
ある要素とある要素の関連を視覚的に整理した図です。
以下の図がマインドマップの例です。
最初のテーマから枝がどんどん分かれていき、細かな要素や具体性を持った内容まで分解したり、連想ゲームのように、ある要素から連想されるものと関連づけを行ったりします。
真っ白な紙にペンでこの図を描いていったり、スマホのアプリなどで作成したりしてみてください。
マインドマップを利用するメリット
・自分の頭の中を書き出して整理することができる
・何か新しいアイデアを出したいときに利用できる
・物事の関連付けについて考える習慣がつき、会話や勉強の理解力が増す
[マインドマップを使った「上手なサポートの見つけ方」]
上の図では「自分がやりたいこと」を軸のテーマとして、そこから自分の頭の中の思考を広げていきました。
子供への「上手なサポートの見つけ方」を考えるためのマインドマップの軸は、「子供のやりたいこと」になります。
(子供のやりたいことがわからない場合は、子供にヒアリングしてみるか、前回の記事で紹介した探し方を試してみてください。)
マインドマップの構成は以下の通りになります。
①子供のやりたいこと
②親がやらせたいこと
③今できること
の順番で書いていきます。
大切なことは、①を意識したうえで③で何ができるかを考えることです。
以下に例を紹介します。
[例 その1] 子供が車に興味を持った場合
上の例では
①車が好き
②語学力をつけさせたい、理系に行かせたい
③車の資料集を見せてあげる、海外の車のカタログを見せる、などなど
となります。
別の例も紹介します。
[例 その2] 子供が車に興味を持った場合
こちらの例では
①お菓子作りが好き
②読解力を身に付けさせたい、将来ちゃんと職に就いてほしい
③料理をする習慣をつける、料理関連の本を読ませてみる、などなど
となります。
先ほどマインドマップを作ることは自分の感情を整理することに利用できると言いました。
自分が悩んだりしたときに原因を振り返り、対策を考える時にマインドマップで整理すると言った利用方法もあります。
[最後に]
マインドマップの利用用途は他にもあります。
例えば、仕事の打ち合わせの議題を整理するために利用したり、プレゼンテーションや何かの説明資料を準備する際も、マインドマップで構成を練るために利用したりといろいろです。
また、この思考の整理は頭を使う作業なので日々マインドマップを作成する習慣ができていると、物事を理解する能力が高まるといわれています。
日常的にマインドマップを使用する習慣をつけていけるといいと思います。
[本の紹介]
タイトル:子育ては心理学でラクになる
著者:メンタリストDaiGo
出版社:主婦と生活社