バイオリン少女、吉村妃鞠さんとは?【ご両親や教育、海外の反応について】
今回は、海外のバイオリンコンクールで何度も優勝を飾り、注目されている吉村妃鞠(よしむら ひまり)さんについて、ご紹介します。
彼女の演奏家としての生活や、心からバイオリンを楽しむ気持ちなどがわかると思います。
バイオリンだけでなく、日常の課題に対する捉え方や向き合い方に、前向きな気持を感じました。
これは「彼女のご家族のサポートが大きく関わっているのではないか?」と思いましたので、「子供が自発的に成長していくための思考」についても少し話そうと思います。
バイオリン少女、吉村妃鞠さんの演奏
8歳でバイオリンの国際コンクールを3連覇した吉村妃鞠(よしむら ひまり)さんの特集です。
まずはこの動画を拝見してみてください。
音楽に詳しくなくても音の表現や、演奏の技術の高さが何となくわかると思います。
堂々と演奏している姿も彼女がプロであることを認識させてくれます。
(素人発言ですけど。。)
6歳という若さでオーケストラとの共演を経験し、現在では国内外の様々なオーケストラと共演し活躍しています。
インタビュー記事から分かる、吉村妃鞠さんの人柄とは?
次に、吉村妃鞠さんのインタビュー記事がありましたので、彼女の素顔についてご紹介したいと思います。
記事は「渋谷区ニュース」という新聞の、インタビュー内容となっています。
[インタビューの内容]
1. 吉村妃鞠さんとは
小学4年生(10歳)のバイオリニストです。(※2021年での年齢)
6歳でオーケストラデビューを果たし、これまでに国内外の37のコンクールで優勝した実績を持ちます。
バイオリン以外も難しい漢字を覚えることが好きで漢検を受けたり、海外のオーケストラの人と会話できるように英語・ドイツ語の勉強をしたりしているなど、音楽以外の分野にも力を注いでいるそうです。
2. バイオリンを始めたきっかけ
3歳の時に、初めてバイオリンに触れたようです。
ご家族がバイオリンを弾く姿を見て興味を持ち、最初はおもちゃみたいに遊びながら弾いていたそうです。
3. バイオリンの魅力とは
バイオリンの魅力は、人の声に近い音や、楽しい感じ、泣きたいような気持、などの感情を表す音など色々な音が表現できることだと話していました。
演奏していて一番楽しい時は、オーケストラと共演しているときだそうです。
不思議と大きな音が出るとのことです。
また、好きな作曲家、曲などの質問では以下のように答えていました。
4. 練習について
練習時間は平日で3時間、休日は5時間くらいで、飛行機で海外に遠征しに行く日以外はほぼ毎日バイオリンを弾いているそうです。
コンサート以外でも海外に住んでいる先生のレッスンを受けるために、定期的に海外に遠征しに行くようです。
毎日の練習は母親に見てもらいますが、それ以外にも演奏している映像を先生に見てもらったり、朝の時間は1人で練習したりしています。
うまく弾けない箇所をゆっくり練習していると、「飽きてしまう」という一面もあるようです。
5. 演奏中の気持ち
演奏中は、曲のイメージをしながら演奏しているそうです。
例えば悲しい曲調のところでは、シマウマの赤ちゃんがライオンに食べられて、そのシマウマのお母さんがいなくなった赤ちゃんを探している、という切ないイメージをしています。
また、明るい曲調では綺麗な鈴の音が響いているイメージや、王子様とお姫様が住むお城でファンファーレが鳴っているイメージをしているみたいです。
演奏中は、楽しむことに夢中になり緊張している暇はないと話していました。
6. バイオリン以外の日常について
音楽などの芸術分野以外にも体を動かすことや、難しい漢字を覚えることが好きだと話していました。
特に、漢字に関しては漢検の9級を国内史上最年少で満点を取得しています。また、海外の人たちと会話するために英語とドイツ語を勉強しており、英語は英検3級を合格しています。
7. 吉村妃鞠さんの性格について
運動会の徒競走で2位だった時に「悔しかったから次は1位を狙いたい」と話していましたので、負けず嫌いなところがあるのかなと思いました。
だからこそ、毎日のバイオリン練習や、勉強に対してあきらめずに取り組めているのではないかと思います。
以上が、インタビュー内容でした。
[参考にしたインタビュー記事:しぶや区ニュース No.1420]
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/20190915_shibuyanewsall.pdf
[タイトル]しぶや区ニュース
[発行]渋谷区
[編集]広報コミュニケーション課
[No]1420
海外の吉村妃鞠さんの評判は?
こちらは、2019年に海外で行われたコンクールの動画です。
妃鞠さんの演奏に、審査員の全員が満点を出しました。
演奏後の審査員のコメントしている場面では、審査員の1人が演奏のすばらしさに感銘を受けて言葉が出てこない様子がわかると思います。(動画の11:30くらいの場面)
いくつものコンクールで優勝している実績が、納得できるような実力ですね。
吉村妃鞠さんのご家族や、教育方針について
吉村妃鞠さんのご両親は、音楽に精通している方たちです。
兄弟がいるかどうかを調べてみましたが、情報が見つかりませんでした。
もしかしたら、妃鞠さんは一人っ子なのかもしれません。
また、「吉村妃鞠 ハーフ」でネット検索されている人が多いみたいですが、ご両親はどちらも日本人なのでハーフではないと思います。
まず、母親は吉田恭子さんという方で、バイオリニストです。
吉田恭子さんのバイオリン演奏の動画もありますので、是非ご視聴ください。
父親は、吉村龍太さんという方で、作曲や音楽プロデューサーをしています。
私が見た動画では、吉村妃鞠さんがバイオリンを演奏していた時のピアノ伴奏者が吉村龍太さんだったので、演奏活動もしていると思います。(見間違いでしたら、ごめんなさい。。)
吉村龍太さんは、Twitterをされているようです。
教育方針は、子供を自発的にする「成長マインドセット」を取り入れているのかも?
インタビュー記事を読んで、吉村妃鞠さんのご両親の教育方針について思ったことがあります。
妃鞠さんのように毎日コツコツと努力を続けることや、新しいことを挑戦する意思のある人は、「成長マインドセット」を意識した教育を受けているのかもしれないということです。
「成長マインドセット」とは、「人の能力は、努力次第で伸ばすことができる」という考え方です。
この考え方は、幼少期に受けた親の教育によって芽生えることが多いと言われています。
「努力をすれば人は成長できる」ことをご両親から教わって育ったので、バイオリンの技術が大きく伸びていったのだと思いす。
コンクールやコンサートでは「舞台で演奏すれば楽しい気持ちになり、緊張している暇がない」と言っていたので、心の底からにバイオリンを楽しんでいるはずです。
「失敗」や「結果が出ない」ことに対して、緊張やプレッシャーを感じにくいのも、「成長マインドセット」の特徴です。
大変であるはずの練習や緊張するはずのコンサートに対して、こんなにも前向きでいられるのは、これらの困難を乗り越えた先に自分の成長があることを実感しているからです。
『成長マインドセット』について詳しく知りたい人は、以下の記事を参照ください。
今後は、今よりも演奏の表現力や技術が上がっていって、どんな演奏をしていくのか楽しみですね。
最後に、個人的に子育てをするご両親の方たちにオススメの本を紹介します。
以下の本に興味を持った人は、よかったら購入してみて下さい。
以上で、吉村妃鞠さんに関する説明を終わります。
[子育てに関する、オススメ本]
【記事トップにあるイラストの参照元の画像】