挑戦する力とは ~井上順さんから学ぶ行動することの大切さ~
今回の渋谷区ニュースは、渋谷区名誉区民に選ばれた俳優の井上順(いのうえ じゅん)さんのインタビュー記事になります。
生まれも育ちも渋谷区の井上さんは、昔と現在の渋谷の街並みの違いについて話されていました。
また、令和元年で42回目を迎えた「くみんの広場」という毎年11月に代々木公園で開催されるイベントの実行委員長を務めた井上さんですが、「挑戦すること」の大切さも語られていました。
この「挑戦すること」について今回は深堀していこうと思います。
挑戦する力① ~時代とともに変わる渋谷の街並み~
井上さんの子供時代の話の中で、60年前の渋谷の街並みについて知りました。今の街並みとは大きく異なる印象を受けました。
現在の渋谷の発展があるのは、多くの人たちがよりよい環境を求めて挑戦を繰り返してきたからだと思います。
渋谷の昔と今の街並みの違いを、子供時代の井上さんの話を参考にご紹介していきます。
昔(60年前の渋谷)
今
井上さんにとって現在の渋谷はカルチャーの街だと話されていました。音楽、ファッション、映画、演劇などの施設が多く、様々なカルチャーを集積した環境が整っているのです。
音楽
区のイベントが毎年多く開催されていて、コンサートホールやライブハウスも100を超えると言われています。
最近では、渋谷公会堂がリニューアルされ、「LINE CLUB SHIBUYA」になりました。
演劇
有名な施設だと、Bunkamuraシアターコクーンや東急シアターオーブがあります。
映画館
TOHOシネマズやHUMAXシネマのような大きなところもあれば、ユーロスペースやアップリンクなどのミニシアターも充実しています。井上さんは時間がある時はミニシアターで映画を見ているそうです。
~まとめ~
このように渋谷の街が様々なカルチャーに対応した環境を作り上げることができたのは、多くの人の挑戦があってこそだと思いました。そして、今も誰かの挑戦によってこれからの渋谷がよりよく発展していくと思います。
挑戦する力② ~「くみんの広場」とは~
「くみんの広場」とは、毎年11月の第1土曜日とその翌日の2日間で開催されるイベントです。井上さんはこのイベントで実行委員長を務めた実績があります。
そんな井上さんの視点で見た「くみんの広場」についてご紹介します。
イベントの目的について
井上さんはこのイベントを、1年の疲れをリセットできるような場所になればと言っています。井上さんにとってイベントの日は「渋谷大家族の集い」であり、参加者の皆さんは本当の家族の集まりのようにリラックスしてほしいのだと話されていました。
歴史のあるイベント
令和元年で42回目を迎えています。
実行委員長を務めた井上さんは、「第1回は、本当に暗中模索だったと思います。今はとてもスムーズに運営されていますが、ここまで来るのは大変だったでしょう。先人に敬意を表したいですね。」と話されていました。
1人ではできないイベントだからこそ、地域の人たちに貢献したいという気持ちが伝わってきました。
~まとめ~
「くみんの広場」が令和元年までで42回も迎えられたのは、イベントを主催する人たちが時代のニーズに沿って毎年工夫を凝らしてきたからだと思います。現状維持にとらわれず、常により良くするためにはどうすればいいのかを考えながら運営を続けたことにより、いつになっても地域の人から求められるイベントになっていったのだと思います。
挑戦する力③ ~成功には挑戦回数が重要~
現在も開発が進む渋谷区に対して期待を寄せている井上さんが、インタビューの後半で
「これからの社会を担う若い人たちはたとえ失敗したとしても、やらないで後悔するよりもやって後悔したほうがいい、行動することが大事」と話されていました。
この言葉を聞いたときに、失敗を恐れず行動する(つまり挑戦する)ことが成功するための秘訣なのだと思いました。
この考えは、マナブさんという方も話しています。この方は1人で稼いで生きていくための情報を、ブログやSNS、YouTubeなどで発信されています。
マナブさんが、以下の動画で紹介していた内容を紹介します。
それは、「挑戦をした時点ですでに成功している」ということです。
多くの人は、挑戦して失敗したら人生は終わりだと思ってしまい、挑戦できずにいます。しかし、成功している人たちは失敗に対する捉え方が違うのです。彼らは挑戦する過程に価値があると思っています。
動画でも紹介されていますが、例えばYoutuberを始める場合なら、チャネル登録者数が増えないことを失敗だと捉えがちです。しかし、動画をいくつも投稿していくと、動画編集スキルは身についているはずです。そのスキルを活かして他の人が撮影した動画を編集してお金をもらうこともできるのです。
つまり、挑戦の過程で努力して身に付けたものは、結果がどうであれ他のものに活かすことができるということです。他にもブログであれば、ライティングスキルとWEBマーケティングスキルなどが身に付きます。
「1つがダメなら他のことをする。そして、すべてダメだったとしても経験は得られる。」
そのことを意識していれば、「人の成功とは、才能やスキルの高さではなく、継続力なのだ」と思えるはずです。自分のように、昔から何1つ成果を残せずに、だらだら過ごしていた人でも「成功するチャンスは転がっているのだ」と信じてブログを書いていこうと思いました。
最後に
最後に、井上さんは笑顔の大切さについても話されていました。笑顔でいるだけで自分だけでなく周りの人も和やかにしてくれるからです。
自分も井上さんのように笑顔で過ごせるように意識していこうと思います。
渋谷区ニュース
[記事URL]
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/20200201-1-3.pdf
[発行] 渋谷区
[編集] 広報コミュニケーション課
[No] 1429