パン生地に具材を混ぜるタイミングは?【チーズ・レーズンなどを混ぜる時はいつ?】
パン生地に色んな具材を入れて、作ってみたい!
レーズンやチーズを入れて、アレンジをしてみよう。
プレーンのパンを作れるようになったら、今度は色んな具材を入れたアレンジをしてみたいですよね?
今回は、 『チーズ』と『ドライフルーツ』を混ぜ込んだアレンジをするときのポイントを紹介します。
結論から言うと
①レーズンなどのドライフルーツは、生地のこね終わりに混ぜる
②チーズは、ベンチタイムが終わったら混ぜる
では、詳しく説明していきます。
ドライフルーツは、しっかり生地になじませるのが大切
ドライフルーツを生地と混ぜるタイミングは、生地をこね終わった時です。
でもその前に、ドライフルーツの下処理をしたほうがいいです。
というのも大抵のドライフルーツには、くっつき防止のために油や砂糖がコーティングされています。
これをそのまま生地に入れると、うまく生地になじんでくれません。
なので、そのコーティングを熱湯で落としましょう。
【ドライフルーツの下処理の方法】
①熱湯にドライフルーツを1分くらい浸す
熱湯をかけることでドライフルーツのコーティングがはがれること以外にも、水分がフルーツに入って生地になじみやすくなります。
②熱湯を切って、ドライフルーツの水気をペーパーでふき取る
熱湯に浸したドライフルーツは、キッチンペーパーなどで表面の水気を切っておいてください。
ドライフルーツのコーティングを落としたら、こね終わった生地に混ぜていきます。
ドライフルーツを入れた後の生地の混ぜ方は、以下を参考にしてみて下さい。
【生地とフルーツの混ぜ方】
- 生地を伸ばす
- ドライフルーツを生地に散りばめる
- 横に3つ折りにする
- 縦に2つ折りにする
- 再び生地を伸ばす
- 手順の『3.』~『5.』を3~4回ほど繰り返す
混ぜ終わったら、後は通常通りに『1次発酵』→『ベンチタイム』→『2次発酵』→『焼き上げ』をしてください。
焼くときの注意点は、ドライフルーツが生地の表面に出た状態で焼くと焦げてしまうことです。
生地の成形をする際は、ドライフルーツはなるべく生地の内側にしまい込むようにしましょう。
チーズはベンチタイム後に入れて、高温でカリッと仕上げる
次は、チーズを入れた生地の説明です。
ドライフルーツと違ってチーズは焼くと溶けるので、なじませる必要がありません。
なのでチーズを混ぜるタイミングは、生地が柔らかくなったベンチタイム後です。
ちなみにベンチタイムとは1次発酵が終わった生地を切り分けて、10分~15分ほど休ませる作業です。
ベンチタイムを行うことで生地が柔らかくなり、パンの成形が楽になります。
混ぜ方は以下の通りです。
【チーズの混ぜ方】
- 縦長に広げた小判型の生地に、チーズを散らばせる
- 生地を下からクルクルと巻いていく
- 巻き終わりの部分はしっかりと閉じる
また焼き方のポイントは、高温でカリッと仕上げることです。
焼く温度は、230℃で12~15分くらいがいいかなと思います。
(大きいサイズのパンを作る場合は、もっと時間は長い方がいいです。)
また中までちゃんと火が通るようにするために、焼く直前に生地の上表面に切れ込みを入れておきましょう。
そして使用するオーブンが天板の位置を調整できるタイプなら、一番上の段に天板をセットして焼きましょう。
しっかりと表面に焼き色が付けて、中のチーズもちゃんと溶けたほうが美味しいパンに仕上がるはずです。
まとめ
今回のポイントを整理します。
ドライフルーツのパンを作るなら、
- フルーツは下処理をしてから混ぜる
- フルーツは生地をこね終ってから混ぜる
カリッカリのチーズパンを作るなら
- チーズは二次発酵前のベンチタイムが終わってから混ぜる
- 高温でカリッと焼き上げる
今回は、ここまで。
以上で、パン作りで具材を混ぜるタイミングの説明を終わります。