老化を防ぐ方法とは?【老化のメカニズムと、4つの対策】
「歳を取る」ことへの新しい可能性が発見されたみたいだよ!
老化が防げたら、どれだけ生活が変わるんだろうね?
今回紹介するテーマは、「老化」です。
「老いることは避けられない」という常識が、変わってきているようです。
ずばり、「老化は病気であり、治療することが可能である」と言うことです。
参考書籍は、「LIFE SPAN」と言うタイトルです。
この本の著書であるデビッド・A・シンクレアさんはハーバード大学医学部の教授で、
遺伝学を研究している第一人者とも言われています。
そんなデビッドさんが、老化は防ぐことができると言っているのです。
なぜ、防ぐことができるのでしょうか?
そのメカニズムについても、後程説明していきます。
個人的に今回伝えたいことは、老化を防ぐには「1日2食に減らし、お豆腐のみそ汁(塩分少なめ)を毎日食べる」です。
これだけは、覚えておきましょう。
読書が苦手な人は「LIFE SPAN」の要約動画もあるので、こちらもチェックしてみて下さい。
老化の原因
最初に老化のメカニズムについて、説明します。
結論から言うと、老化の原因は「サーチュイン」の機能の低下によるものです。
詳しく説明していきます。
体の細胞は、生きている間に何度も生まれ変わっています。
常に新しい細胞ができているのに、なぜ年とともに体は老いてしまうのでしょうか。
それは、「サーチュイン」の機能に問題が起こるからです。
サーチュインとは、2つの働きがあります。
- 傷ついたDNAを、修復する
- 体の細胞(髪、皮膚など)を新しく作るための情報を、管理する
サーチュインはこの2つの働きを、通常は何の問題もなく両立しています。
しかしDNAの損傷が激しかったり、あらゆる場所でDNAの損傷が起こったりすると、新しい細胞を作るための情報を正確に管理できなくなっていきます。
この情報を正確に管理できなくなった状態で作られた細胞が、たるんだ皮膚や脳機能の低下に結びつき老化が進んでしまうのです。
ちなみにDNAの損傷の原因は、紫外線に当たることや自動車の排気ガスによって、頻繁に起こるそうです。
若いとDNAの損傷が少ない、という訳ではないようです。
以上のことから、老化への対策をまとめると以下の2つとなります。
- DNAの損傷を避けること
- サーチュインの機能を鍛えること
まず前者の「DNAの損傷を避けること」ですが、前述した通り損傷の原因となる物を避けることがベストです。
紫外線、X線、放射能、排気ガス、などのDNAの損傷を引き起こす要因を、なるべく避けるようにしましょう。
ただこの本では、後者の 「サーチュインの機能を鍛えること」にフォーカスを当てています。
なのでサーチュインの鍛え方について、次の項目で説明していきます。
老化を防ぐ4つの要素
どうすればサーチュインの活動を衰えずに生活できるかについてですが、結論から言うと、「体に適度なストレスを与える」と言うことです。
どんなストレスを与えればいいのかは、以下の4つとなります。
- 断食
- 摂取する栄養の制限
- 温度
- 運動
※あくまで「適度なストレス」であり、ご存じの通り過度なストレスだと健康を害してしまいます。
それぞれ詳しく話していきます。
1. 断食
どうやらこれが今までの研究結果から、効果があると証明されている対策みたいです。
断食と聞くと、何かの修行のようなハードなイメージを持つと思います。
しかし、ここで言う断食の一例としては「朝食を抜くこと」です。
どうやら私たちが常識だと思っている1日3食だと、食事の回数が多いようです。
「プチ断食」が最近知られてきましたが、1日16時間以上何も食べない時間を作ることが体にとってベストなのです。
1日の 摂取カロリーや食事回数を制限することで、必要最低限の栄養を摂取して体にストレスを与えます。
また1日3食は内臓を休める時間が少なくて、不調を起こすという話も聞いたことがあります。
断食が健康にいい理由については、以下の本を読んでみることをオススメします。
【空腹に関する本】
他にも、週に何日間だけカロリーを制限するなどの方法もあるようです。
2. 摂取する栄養の制限
結論から言うと、動物性たんぱく質の肉類は良くないそうです。
(健康的だと知られている鶏肉や魚もダメじゃね?ということらしいです。)
じゃあタンパク質は、どうやって摂取すればいいのか?
ずばり「大豆」 です。
植物性タンパク質なら、老化に影響を与えないそうです。
豆腐、味噌などの豆食品が、いいってことですね。
3. 運動
「やっぱり運動が大事なんだ」と思う人が多いと思います。
ただ、筋トレのようにジムに通ってガッツリする必要はないそうです。
どうやら1日5~10分のジョギング程度でも、老化には効果的だそうです。
だとすれば、20分くらいのウォーキングでもアリかな?とも思います。
通勤通学では少し長めに歩いたり、なるべく立って過ごす時間を増やす程度でも、いいのかなと思います。
4. 温度
温度のストレスとは、簡単に言うと「寒い場所・熱い場所に身を置け」と言うことです。
サウナなどの熱い場所での効果があるかどうかは、研究中みたいです。
しかし寒い場所にいることは、効果があるようです。
以前このブログで、冷水シャワーと健康の関係について紹介したことがあるのですが、どうやら本当らしいですね。
「古代ローマ式入浴法」というのですが、詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみて下さい。
まとめ
以上のことを知って思ったのは、「とりあえず1日2食にして、肉の代わりに大豆食品を摂取すればいいんじゃね?」ってことです。
大豆食品と野菜を一度に摂取できる料理は何か?と考えたら、「みそ汁」がベストだと思いました。
みそ汁だと味噌や豆腐などの大豆食品を摂れますし、野菜も何でも入れられるし、具材を入れて煮込むだけなので調理も楽です。
(味噌の塩分は多めなので、減塩した味噌を使うか、味噌の量を減らすなどがいいと思います。)
大量に作れば鍋みたいに主食になるので、私はほぼ毎日実践しています。
加えて朝食も毎日食べていません。
空腹を感じることが多くなりましたが、「別に今食べなくても死ぬわけじゃないし、老化予防のため」と言い聞かせて我慢しています。
(さすがに腹が減って厳しかったら、ナッツは食べてもいいそうです。)
この生活の効果を実感できるのは何年も先だと思いますが、しわしわの肌や病気のリスクを回避できるなら今からやってみる価値はあると思います。
前述した通りサーチュインの機能が衰えると老化は進みますが、DNAは何年たっても情報が劣化することは無いと、この本では言われています。
そうだとすると例え何歳になってもサーチュインの機能が改善できれば、若返ることができるということになります。
誰にでも、若返りの希望はあるってことです。
興味を持った人は、一度実践してみて下さい。
以上で、老化の防ぐ方法についての紹介を終わります。